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【山を乗り越える楽しさを体感する】
- Tomoe Sakata
- 2018年5月31日
- 読了時間: 2分
「これって革??何かに使えそうなんだけど・・・」
マス目の並ぶ型押しの革を見つけた小3のKくん。
「何か」の正体が見えるまで革を触り続けて
しばらく時間がすぎて、一言、
「そうだ、サイコロにしてみる」。
さて、ここからサイコロになるまでに、いくつかの問題が。
なんせ1マス2.5センチで厚い革。
のりしろつけてたら形がいびつになります。
革の小口(厚み部分)での接着を試みるも、うまくいかない。
同じサイズに木を削り中に入れることで接着面を増やすアドバイスをすると、地道にサイズの近い木を探して削る。
「うわ~ぴったりだあ!」と接着完了。
数字の〇を急いでマジックで書こうとするところで
「全部革でつくる方法もあるよ?」と話すとしばらく考えて、
「革でやってみる」と難しい方を選択して、
本革のサイコロが完成。
「サイコロにしてみる」という目標と、 芯に木をつかうという、大抵の子どもが面倒くさがる工程をあきらめずに完成させること、 さらに完成度を上げることを自分で決めて、やはり面倒くさい工程を楽しみながら達成すること。
「やりたい」「つくりたい」という気持ちってすぐに湧きあがるんだけど、
ちょっとした面倒なことを乗り越えられなくて、 やめてしまうことがほとんど。
「ちょっと面倒なこと」が何なのかは一人一人違うから、
同じ年齢の子であの子ができるのにうちの子ができない、と悩む必要はまったくなくて、
むしろ
大人にとってどんなに些細なことでも、 作ったものが稚拙に見えても こどもが乗り越えた満足感を一緒に喜んでいれば
山を越える喜びのほうを楽しめるようになって

楽しみながら挑戦できる子をはぐくむ場になっていけるね。
と、こどもDIY部の新しいチャレンジを前にワクワクさせてもらいました。
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