

自由って放任?迷ったときに考えたい子育ての軸
こどもDIY部に初めて来る人は100%「楽しそう!」と思って参加してくれます。 ところが、自由に工作することが実は苦しいことだとあとで知る子が後をたちません。 自由に何かを選ぶには、「情報収集→選択→決定→挑戦→失敗or成功」という複雑なプロセスが必要です。これは脳のワーキングメモリや注意資源を大量に使うため、心理的負荷がかかります。そのため子どもが「なんでも好きに作っていいよ」と言われると、実は不安や戸惑いで固まってしまうことが往々にしてあります。 心理学者ロイ・バウマイスター(Baumeister et al., 1998)は、人間が意思決定を繰り返すほど精神的エネルギーが消耗し、注意力や自己制御力が低下する「決定疲れ(Decision Fatigue)」を報告しました。 また、2021年の研究(Schulz et al., Nature Communications)では、自分で意思決定をするとき、脳の前頭前野や線条体といった領域が活発に働く一方、他者の指示に従う場合は、これらの活動が顕著に低下することが明らかになりました。...