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はじめての木工作に挑戦したい子へ〜こどもが簡単に作るコツ


木を切って、組み立てる


一見とてもシンプルに思える木工ですが、実際にやってみると意外と力が必要で、こどもにとってはとても大仕事。ちょっと作業するだけでも、あっという間に手も体もくたくたになってしまいます。


最近では、家の工事現場もシートに隠れていて、大工さんが木を組み立てているところを目にすることも少なくなりました。そのせいか、「木から物を作るってどんな風にするんだろう?」とイメージが湧かない子も多くなりました。


でも大丈夫。おうちでもできる、ちょっとした工夫とコツさえ知っていれば、木工作はぐっと身近で楽しいものになります。

このブログでは、「これならうちの子でもできそう!」と思える簡単な木工のコツをご紹介します。ぜひ親子で一緒に挑戦してみてくださいね。


<のこぎりで木を切る編>


1. まずは「切ることだけ」に集中!

木をきれいにまっすぐ切ろうと気負わなくて大丈夫。今の子にとって、そもそも木を切るだけでもとても大変なことです。体力も気力も思った以上に必要なので、まずは「木を切ることができたらそれでOK!」くらいの気持ちで始めましょう。

小さな達成感を積み重ねていくことが、最後までやり切るコツです。


2. 柔らかい木を選ぶとラクになる

木材にはいろいろな種類がありますが、硬い木はとにかく疲れます。最初のうちは杉(すぎ)や桧(ひのき)、SPFなど、柔らかい木を選ぶのがおすすめです。これらの木はホームセンターでも手に入りやすいので、探してみてくださいね。ただし、節の部分は硬いので、節が少ないモノを選んでください。


3. 木をしっかり抑えるのが一番むずかしい

のこぎりを使うときに意外と苦戦するのが、木を固定すること。グラグラしてうまく切れないことが多いです。

そんなときはクランプで固定したり、足をのせて抑えられる低めの台を用意するととても作業しやすくなります。





4. のこぎりは「引くときに切れる」

「押すときに力を入れてギコギコ…」とやりたくなるのですが、日本ののこぎりは引く動きで切る道具です。引くときだけ、しっかり木にあてて切れば大丈夫。

無理に力を入れなくても、コツをつかめばスーッと切れていきます。

最初は時間がかかっても当たり前。できたところまででも「やった!」とほめてあげてくださいね。


次は組み立てのコツも紹介します!



<組み立て編>


木を「切ること」に一生懸命になると、どうしても切り口が斜めになったり、ガタガタになったりしがちです。そうなると、きれいに組み立てるのはちょっとむずかしいんですよね。

でも大丈夫!最初の目標はきれいに作ることより「完成させること」です。なので多少ズレていても、気にせず組み立てちゃいましょう(笑)



1. 薄い木はボンドだけでOK

厚みが1センチ以下の板なら、釘を使わずに木工用ボンドだけでしっかりくっつきます。そのとき、角に三角の補強材を入れておくとぐらつきにくくなります。


薄い板をそのまま張るとくっつきにくいので
薄い板をそのまま張るとくっつきにくいので
コーナーに補強材をいれよう
コーナーに補強材をいれよう


2. ボンドは塗りすぎない

ボンドはついドバッと出したくなりますが、塗りすぎると乾きにくくなるので注意。塗ったら少しだけ(表面がベタベタから半乾きになるくらい)待ってから貼り合わせると、早くくっつきます。


3. 厚い板は釘も使ってみる

厚みが1センチ以上あるときは、釘を使うのもおすすめ。いきなり釘を打つよりも、まずボンドで仮止めしてから釘を打つ方が、板がずれにくくて簡単です。



4. 釘を打つときのコツ

釘を打つときは、釘と金槌が一直線になるイメージを持つのがポイント。斜めに力を入れると、釘が横から飛び出してしまいます。最初はそっとトントン…と叩いて感覚をつかんでみましょう。


金槌と釘を一直線に意識しよう
金槌と釘を一直線に意識しよう


5. 薄い板には真鍮の釘

薄い板に釘を打つと、垂直に打てない子はどうしても釘の先が飛び出しやすいです。

そんなときは真鍮(しんちゅう)製の釘を使うのがおすすめ。真鍮はやわらかいので、もし少し頭が出てしまっても金属やすりで削って仕上げられます


最初はちょっといびつでも大丈夫!「できた!」の達成感が、きっと次への自信につながります。

ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。


最後にこどもDIY部の自由工作メニューをシェア。これらは初心者でも簡単に作れる木工作ばかり。ぜひ試してみてね。


夏休み 自由工作 自由研究 木で作る簡単工作  小学生 簡単 創造力




 
 
 

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