

こどもDIY部の紹介動画をリニューアルしました
こどもの好きは一生モノ。好きをみつけて好きを育てるこどもDIY部では、どんなことができるの? 何を作れるの? どんな道具があるの? どんな材料があるの? を動画でご覧になれます。 それでも全部は紹介しきれないので、 これからブログでも紹介していきますね。 こどもDIY部が大事にしているのは、自分で決めて自分で行動する=自由な場所を作ること。 自由は良いことでしょうか? 人は安き方に流されてしまうので、子育ての場面では自由ばかりだとよくないことが起きるのではないか?と不安になることもしばしば。 ずっと自由について考えてきて、これは間違いなく良い面だと思うことがあります。 工作やアート活動に没頭するための「自由」は、好きなものを選んで表現する才能の芽生え 私たち大人も、こどもの頃に好きだったことを振り返れば、それが今でも心の中に残っていませんか? 仕事や人間関係で行き詰まった時、次にどんな道に進むか悩む時、自分は何がしたいんだろうと考えます。 その時に思い出すのがこどもの頃に好きだったことや夢中になったこと。 自由な環境だと好きなことしかしないので、


こどもに与えたいものは何か?「自由の丘に、小屋をつくる」を読んで
「人生を買い物で豊かにしない自由。その実践の書ですね」 と表紙の帯に書かれた言葉にドキッとして買ってしまった。 なぜなら私も一度失敗した後「人生を買い物で豊かにしない自由」を手にいれたから。 川内有緒さんのエッセイ「自由の丘に小屋をつくる」の感想を2024年の最初に。 川内さんが娘さんを妊娠し出産するところから物語は始まって、唐突に「小屋を作りたい」と思って本当に小屋をつくるお話。驚くことに、小屋をつくろうと思うまでインパクトドライバーにも触ったことがなかったのに、ちゃんと雨風しのげる小屋をつくってしまってた! 私が「人生を買い物で豊かにしない自由」を手に入れた経緯 うちの長女が3歳くらい、会社員として給料をもらっていた頃の私は、主人とのダブルインカムでそこそこ豊かに暮らしていた。欲しいものは躊躇せず買えるし、仕事で疲れたら保育園のママ友を誘ってその辺のお店で週5日外食する日々。娘には可愛い服や高級なおもちゃを買い与えて、ああど田舎から出てきて頑張ってきた甲斐があったなあと思っていた。 だがしかし、当の娘は可愛い服にも高級なおもちゃにも見向きもせ


こどもは自由の苦しみを知らないから、自由が欲しい
俺にとって美大合格は目標でさ でも目標でしかなくて みんながちゃんと考えてること俺は考えれてなかったんだよね 美大入って何すんの?…って (中略) なーんか なんで絵描いてんのか わかんなくなっちゃった… (山口つばさ「ブルーピリオド」7巻より) この自由がどんだけ苦しいことなのか、案外大人も知らないことに最近気づきました。 確かに自分でも言語化できるようになったのはここ最近です。 引用した「ブルーピリオド」は世界で800万部も売れていて、マンガ大賞2020もとっていて、アニメ化もされているので知っている方も多いと思います。 なんの趣味もない高二の主人公が突如絵を描く喜びに目覚めて、東京芸大に現役合格し、紆余曲折しながら成長していくストーリー。(現在も連載が続いています) 先の引用部分は、東京芸大に受かって、課題の作品に何を作ったら良いのかわからなくなってしまった時の苦しみから出てきた言葉。 絵を描くのが楽しいから芸大受験を決め、マニュアルに沿って受験絵画しか描いていない主人公は、自由になった途端、自分に向き合わないといけなくなります。 自分は作


頼むから私を撃たないで〜子育てとゲームと攻撃性について
「怖い。みんなが私を撃ち殺しにやってくる」 ゲームの中とはいえ、殺されるのがすごーく嫌な気持ちだったので、いつかリアルにサバイバルゲーム(以下サバゲー)をやるぞと思った2年前。いよいよ今年はやりますよ。興味のある方はぜひ覗いてってください。 2年前の2020年春に、新型コロナで自宅から出られない日々が始まった時に、かねてから子ども達に懇願されていたマイクラを解禁して、暇なので一緒にやることに。せっかくなので、同じく暇を持て余している子ども達を集めて、一緒にワールドを作ることにしました。 ほぼ楽しい時間でしたが、困ったことや嫌なこともありました。 その時に人気があった遊びが「サバゲー」。 毎日集まって3時間ほどマイクラで建築をして、お互いの作ったものを披露しあい楽しんだあと、30分限定のサバゲータイム。この時はサバイバルモードになり、強制的にサバゲー会場に連れていかれるシステムになっていました。 私は嫌だったけどこども達はとても楽しそうで、当時はそのギャップが不思議でなりませんでした。 何が嫌って一人を狙って笑いながら集団で殺しにくるんですよね。笑


親子でちょこっと離島で暮らしてみた話・その後。
「うちの息子このままで大丈夫なんだろうか?」 と最初に思ったのが4年ほど前。その時にやった事というのが、近い将来どうなるんだ?という手がかりを探るため、そこそこの社会的ポジションや収入を得ているであろう成人男性を捕まえては「何歳ぐらいから勉強や将来のことを考え始めたか?」をインタビューすること。 上3人の女子の子育てでは全くそんな心配はなかったけども、男の子の考えていることはさっぱりわからない。ならば意思疎通のできる昔の少年に聞くのが早いと考えたわけ。 結果は…早くて中2〜3の高校受験を意識する頃、標準が高校2〜3年、遅いと就活で(いや働きながら?)やっと自分の人生どうする?を考えてきたことが分かってきた。そしてその後活躍するかどうかは学業優秀かよりも運とコミュ力と努力だなと思った。 バブル弾けた直後の苦しい時代に生きてきた人たちと比べたら、息子が目覚めるのはもっと先になるだろう、と腹をくくった。今のうちに視野を広げておきたいと思ったのは、こんなふうに腹を括ったからである。 目覚めるのが何歳だろうと、こちらとしては自立してもらわないと困る。自立し


親子でちょこっと離島で暮らしてみた話。
「うちの息子このままで大丈夫なんだろうか?」 母親なら誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか? 異性の心の中は本当に分からないことだらけ。上の女の子3人の子育ての時には感じなかった不安がフツフツと湧いてきた2021年。2021年最後の1か月に息子と3番目の娘と3人で離島に1か月暮らした日々に思ったことの記録です。(最後の1週間沖縄に行ったので沖永良部島は3週間) 「うちの息子このままで大丈夫なんだろうか?」と思ったきっかけというのが、彼の笑顔が少なくなったことに気づいたから。 勉強できない、運動できない、特技もない、「リアルのび太」ばりの呑気な彼の取り柄は「笑顔」。その笑顔を褒められ失敗してもポジティブに生きてきた。 ところが小学校に入り、みんなと同じようにできなかったり、いじめられたりですっかり臆病になってしまった。「どうせできない」とやる前から諦めるようになり、好奇心の発動も減ってきた。 そんなときに、2年ほど前にクラファンした離島への島留学体験のリターンを行使する時期が来たので、これはいい機会とばかりに行ってきたわけです。 ...


こどもたちはなぜ武器を手に取るのか?
最近思うところあってこどもたちの作ったものや、簡単に作れそうなものを集めたデータベースを作り始めて みんな武器を作るの好きという気づきがありまして。 ゴム銃、バネ銃、ボウガン、弓矢、剣、刀、盾、といったものは毎回誰かが作っています。男の子が多いですが、女の子も好きです。 実は我が子が全く武器を作らなかったし、ヒーローも戦隊ものにも戦いごっこにも興味がなかったので気が付かなかったのですが、世の親御さんたちはテレビやゲームの暴力的なシーンを遠ざけたいと思っているそうです。そのギャップに今更びっくりしたので、何が起きているのか興味が湧いてしまいました。 --------- 1983年にファミコンが家庭に登場して以来、日本の文化にまで成長したゲーム。以降「ゲームはこどもに悪影響を与えるという論」は、報道にあおられる形で数年スパンで盛り上がるそうです。 そのブームの発端は1997年に起きた少年Aによる神戸の連続児童殺傷事件のような、こどもによる残忍な犯罪が起きたとき。つまりゲーム内で味わう殺しのオモシロさが残忍な事件を起こす原因になっていたり、他にもこども


ひもが結べないこどもと親の期待
今日は保護者の方からいただいた相談をうけて、伝えるのって難しいけど伝えることをサボっちゃいけないよね、と自戒をこめて。 ということで、こちらがいただいたご相談です。 うちの子はサクッと作って満足しているんですが、親としてはもっと作りこんだり夢中になってほしいと思っています。また飽きるとダラダラしているのも不安です。 「こどもは満足」「親は不満」というギャップ。このギャップを埋めるための解決策は二通り。 大人がこどもの気持ちに寄り添う 大人が満足できる内容に変える うちのシェア工房は前者の考えなので、後者の考えの人は別天地を探してほしい。今時楽しませつつ完成度の高いものを作れるところはたくさんあるからきっと見つかります。大丈夫! 分かりやすい例えで二者の違いを説明すると”操り人形を作りたい”、というときに前者は「ひもの結び方を教える」、後者は「ひもを主催者があらかじめ結んでおく」という違いがあります。 ところで皆さんのお子さんは蝶々むすびや堅結びできますか? これまで300人以上の子どもたちが工房に来てますが、一人で紐を結べる子は体感で5%くらいで


教えない大人の役割
外出自粛が明けてからというもの、ありがたいことにたくさんの子がじゆう工作をするためにシェア工房に来てくれています。 今日はまだ7歳の男の子のエピソード。 *** 家で途中まで作ってきた潜水艦を、工房で仕上げました。 (とはいえ水中で動けたかどうかはわからないけども) 動くものって繊細で、機構のつながりが少しでもズレていると思い通りに動かなかったり。 子どもたちには難しいよねー…と日々思います。 特に小さな子どもたちは繊細な工作ができない、でも作りたいという気持ちも強い! どこまで手伝うべきか…毎回すごく悩みます。 今回の彼は一人で静かに試行錯誤していたので、 こちらも話しかけず見ていました。 本当に本当にいっぱい迷った末に(きっと失敗したくなかったんだと思う)彼が作ったものは、間違いなく動くものに仕上がっていました。 「教えない大人」の役割をするのは難しいのですが、彼がどのようにして・何を学ぶか?を考えると、教えなくても進める子は、見守るのが良いな、と改めて思った時間でした。 大人の役割は、なにより「待つこと」であって、ここを一番


先生はなぜ必要ないのか、を知らない人へ。
私は小中学生向けにシェア工房を運営しています。場所だけ開放できたら楽なのですが、なかなかそうもいかず、こどもたちから見たら先生的な立場です。実際には先生なんてレベルではなく、今でも動くおもちゃ系工作は得意じゃない。 ただ思うところあって来週モーター工作ワークショップに初挑戦します。 しかもオンライン講座も同時とか我ながら無謀。 こどもの頃はひみつ基地とレゴに勤しみ、大人になってからは建築設計を生業にモノを動かないようにすることを考えてきたのに、今更動くものを作るなんて自分にできるんだろうか?と40歳から始めたので、いまだに苦手意識しかないけど、逆にこどもたちと同じ好奇心レベルで工作ができるのが強みとばかりに、こども目線の動くおもちゃ工作を試してきた。 あれこれもがいているうちに、先生として教えることができない私だからこそできる、ワークショップの価値が分かってきました。 *** きっかけは工房にやってくる男の子がおもちゃ工作をやりたがり、そして軒並み一人では作れなかったこと。 基本うちの工房はじゆう工作なので、自分でやることを決め、さらに本やネット