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【募集★こどもの「やりたい!」をじっくり待てる大人】


いよいよ今年3月開催の「春はのんびりこどものまちをつくろう」(イベントの概要は最後にあります)イベントで、こどもの見守りをしてくれるボランティアスタッフの募集をはじめます!

※現在ボランティアの募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!(2017年3月13日) ボランティアの方へは、ちょっと難しいお願いをします。 それは「こどものやることに口出しをしないこと」。 子育て経験者にはわかると思うのですが、これがなっかなか難しい。 そのワケを説明しようとしたら、どうしても長文になってしまいました。すみません。 イベントに興味がある方はモチロン、自分のこどもに口出しし過ぎかも・・・?と気になっている方にも、思いをきちんとお伝えしたいなぁと思って書きました。 --------------------------------------------- 「こどものまち」というややこしくて手間のかかるイベントをやる理由を説明するために、一旦こどもDIY部をはじめた4年前にさかのぼります。 当時はこどもDIY部の認知度もなく、活動に対する近所の「大人」からのクレームを直接目にしたこどもたちは、かなりショックを受けてしまいました。メンドクサイ大人がいない遊び場が欲しいねえ、というところから、「こどものまちをつくる」という発想が生まれました。 もちろん怒られた理由はこちらにもあって、場所・時間帯・活動内容を周囲の許容範囲にあわせていけるようになったので、最近では怒られることはなくなってきました。 怒られることがなくなってきて、「こどものまちをつくる」理由が一瞬見えなくなってきたのですが、最近ちょっと違うことが気になるようになりました。 こどもDIY部で「自由工作だけ」を扱うようになったら、自由であることの難しさと苦しさがこどもたちの心から噴き出してきたんです。 何を作るか、どんな材料を使うか、大きさは?色は?・・・小さいけどいろんなことを自分で決定しなきゃいけなくて、すんなり決める子もいれば、なかなか決められない子がいる。 決定できない理由はいろいろあるけど、かなりの率で「おとなの目が気になる」という気配をこどもたちから感じる。 例えば、家のインテリアにあうかとか、大きすぎないかとか、置く場所がないとか、ゴミ扱いされないだろうか・・・はたまた自慢のネタになるような立派な作品になるだろうか(お金払って工作教室に行ってるから上手な作品になるはずという、実力を超えた親の思い込み)、 お母さんのために作りたいけど心から喜んでもらえるかどうかとか(表面的なありがとうと、心からのありがとうを嗅ぎ分ける能力があるからね)、そんな目に見えないプレッシャーのようなもの。 極めつけに、こどもの口から「お母さんにしっかり習って来いって言われてるから」とかハッキリ聞くと、この子は工作すること楽しくないだろうな~、こどもDIY部に来ること自体がプレッシャーだよな~とめちゃくちゃ切ないわけです。 ああ、わかるわかる。自分も母親としてそういう立場になることって、ある。 でもこんなふうに自分が決めたこと・好きなことを否定されることばっかりだと、自分で決めることが怖くなる。 こどもの間はそれでも困らないけど、社会に出てそこからやり直すのって辛かったよ、という大人にたくさん出会ったし、私自身もそうだったから苦労した。 4年前に経験した「大人からのクレーム」ほどの衝撃はないけど、このように「大人からのプレッシャー」というのはじわじわ子どもの中に浸み込んで、本質的な自由を奪ってると気がついた。 役に立たないモノでも楽しそうだから作ってみたい。 一生懸命つくったものは、ヘタクソでも大事なの。 夢中になってたから、体中ペンキだらけになっちゃった。 材料ムダ使いしても怒られないから、思いつくままどんどん作ってみた。 こんなのできたら面白い!と思って挑戦したけど思い通りにできなかった。 こんなこどもの様子を「よその大人」が集まって、「へ~そんなこと思いついたんだ。天才だねー」とか、「これだけ上手いなら将来は大工さんだよ」「こんな大きなもの作ちゃうんだからスゴイ」とか、無責任な立場でどんどん言ってあげて、学校や家とはまた違う評価の軸が広い世の中にはあることを感じてほしいなあと。 親として自分のこどもに向き合うと首尾一貫しないと具合が悪いという事情もあるけど、世間に出れば価値観はいろいろ。ならば周りの大人が親に代わっていろんなモノの見方を伝えて、評価の軸を緩めていけばいいじゃん。 そんな場所あったらいいじゃん。 それができる場所として「春はのんびりこどものまちをつくろう」をやるぞと決めました。 --------------------------------------------- なので「口うるさくない大人」でこどもの自由を認める基盤をまずは作らないと、イベントの目的が達成されないんです。 ちなみに「口うるさくない大人」=「口うるさくしない自信がある人」だけではなく、「これから口うるさくない大人になりたい人」も含まれます。 今の自分を振りかえり「こどもに言いすぎてるんじゃないかな。直したいな」と思っている方、むしろそんな方こそ大歓迎。 よその子に対してなら ただただ見守ること って案外難しくないので、自分が我が子にどういうときにどんなプレッシャーを与えているかを客観的に見えるようになります。 言わないでぐっとガマンする辛さはありますが、言わなかったことで大変な事態になる確率と、言ったことでこどもに与える影響を比べることで、自分が子育てで大事にしたいことを捉え直すことができます。 さらに「私はどんなことをガマンしたのか」を意識すると、どんなときにイラっとするか分かるようになり、そういうシチュエーションを避けることもできます。 そのコツをつかむと、子育てはものすごく楽になります(口うるさかった私の体験です) こどもへの声掛けの仕方に悩む場面はたくさんあると思いますが、スタッフ同士が同じ志を持っているので、相談・共有しながら対応の仕方が見えてきます。 輪を乱さないように自分も頑張ってガマンしなきゃと頑張るから、ガマンのコツがわかってきます(笑) ということでぜひ、一緒にガマンしながらこどもたちを見守ってくれる、無責任な大人(親じゃないという意味でね)になってください!お力貸してください。お待ちしております~。 --------------------------------------------- 「春はのんびりこどものまちをつくろう」 ボランティア募集概要 日時 3月25日(土)~3月31日(金) 日曜日を除く6日間 11:00~17:00    毎日17:00~17:30にスタッフミーティングをしますので、できればそこまで参加できる方。 場所 ターナーギャラリーhttp://turnergallery.net/access 豊島区南長崎6-1-3     都営大江戸線「落合南長崎」より徒歩約10分    西武池袋線「東長崎」より徒歩約8分 謝礼 交通費などの実費と、少しばかりですが謝礼をお渡ししたいと思います。 条件 高校生以上   小学生以上であれば子連れ可(ただしお子様の参加費(1000円)はご負担ください。)    ボランティア説明会に参加できる方    ※ボランティアは1日だけ・短時間でも大丈夫ですが、応募多数の場合は複数日参加の方を優先させていただきます。あらかじめご了承ください。 <ボランティア説明会> 説明会の日程は2日あります。内容は同じですので、1回参加していただければ大丈夫です。 1回目 2月25日(土)15:15~17:15  2回目 3月1日(水) 10:00~12:00 場所はどちらも 新宿区立落合第二地域センター 2階和室 http://www.ochiai2center.com/ 都営大江戸線 「落合南長崎」より徒歩約5分 どちらの日程も参加できない方は、個別に説明対応させていただきます! 説明会を聞いてから参加を検討することも可能です。 内容: ・イベントの概要説明: ドイツのこどものまちミニミュンヘンの紹介と、このイベントで目指すこと     ・スタッフとしての守って欲しいルールの説明: 参加するこどもや保護者の方、他のスタッフが気持ちよく参加できるように、いくつかルールを設定しております。    ・危機管理: 災害時の避難導線、利用する工具の種類や特徴、ボランティア保険についてなど     ・こんなときどうする?グループセッション: こどものまちのボランティアが困ってしまうシチュエーションを幾つか用意しますので、その時どうしたらいい?をグループでセッションし、発表します。    ・ボランティアの希望調査・・・どんな仕事内容がいいか、希望日時、こんなことできるの?といった相談まで、お聞きしたいと持っています。 

申込はこちらへ⇒ボランティア募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました!

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「春はのんびりこどものまちをつくろう」ってどんなイベント?

[ざっくりした説明]

親からのプレッシャーの無いところ(基本的に大人は入場不可なイベント、なので見守りスタッフは貴重な目撃者)で、6日間かけて入れ替わるこどもたち(こどもたちは一日だけ短時間だけの来場も、6日がっつり来場も可、ゆるいです)でのんびりまったりと、あれこれ工夫しながら町を作っていきます。

建物を建てたり、役割を選んだり、稼いだ給料で遊んだり買い物したり、新米くんに町のことを教えたり教わったり、やりたい仕事を起業したり、起きた問題を解決しようとしたり。

大人スタッフはなるべく口を出さず見守ります。

[こどもDIY部のつくる「こどものまち」の特徴]

「こどものまち」はドイツのミュンヘンで40年近く開催されているミニ・ミュンヘンという巨大なイベントを模して、日本でも百とかの地域で様々な規模で開催されています。企画者が地方自治体だったり商店街だったり地域の子育て的なところだったり、それぞれ重視する点や特色が様々。 日本で開催されているものは多くが1日か2日くらいの短期型の忙しいイベントで、今回こどもDIY部が開催するものの大きな特徴としては、6日間ダラダラ長くやることです。 もうひとつの特徴は、主催が地域で子どもたちといろいろなDIY活動をしている「こどもDIY部」なのと、中心スタッフが工作好きだったり、プレーパークを企画する人だったりして、

こどものまちイベントとして「町運営やお仕事体験」も重視するけども、特に「作ること」「自発性」も重視しています。

ミニミュンヘンについては、以下のサイトが詳しいです。 http://www.mi-mue.com/about/index.html

[お仕事の内容]

ミニ・ミュンヘンでは100種類を超える仕事をその道のプロが指導しており、仕事とは何かを遊びの中で感じることができます。

ミニ・ミュンヘンに比べるとわずかですが、私たちもプロの仕事にも触れる機会を作ります。

今回お願いしているプロのお仕事は

・革の手縫いをマスターしよう 革職人

・まちの出来事を伝えよう 映像ニュース制作

・レーザー加工機を使ってオリジナル商品をつくろう 

他にもいろんな仕事があるよ。

詳細は後日アップします。お楽しみに!

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